Kobitoについて
Kobitoはプログラミングに関するメモを簡単に残すことのできるアプリです。
Qiita株式会社が開発しています。
特徴
Kobitoはプログラマの記録に欠かせない機能を備えています。
- Markdown記法を用いたメモ
- プログラムのシンタックスハイライト機能
- キーボードのみで基本操作が可能
- ファイルとの連携機能
メモについて
Kobitoのメモは以下の3つの要素から構成されます。
- タイトル
- タグ
- 本文
タイトル
メモ一覧に表示されます。本文の1行目がタイトルになります。
タグ
メモの分類用のタグを付けることができます。ruby
やアルゴリズム
などのタグを付けておくと、タグによる検索が可能です。
本文
メモの本文にはMarkdown記法を利用できるため、簡単にスタイルを当てることができます。1行目はタイトルとして扱われます。
また```(バッククウォート3つ)によりプログラムのシンタックスハイライトも行うことができます。
Markdown記法について、詳しくはMarkdown チートシート for Qiita及びMarkdown記法チートシートのメモを参照ください。
キーバインド
- J/K : 次/前の投稿
- O : メモを別ウィンドウで開く
- ⌘+N : 新規作成
- ⌘+E : 編集
- ⌘+F : 検索
- ⌘+S : 保存
- 新規作成/編集ウィンドウを閉じたときにも保存されます。
- ⌘+Delete : 削除
- ⌘+Z : Undo(メモの削除などの取消)
グローバルホットキー
設定より変更可能です。
- 新規作成 : ⌘+shift+K
検索
メモの検索は⌘+F
により行います。検索対象はメモのタイトル、本文及びタグです。
特定のタグのみに絞り込みたい場合はtag:ruby
のように指定してください。
クエリ例: tag:ruby ファイル
Qiitaへの投稿
Kobitoに記録したメモはワンクリックでQiitaサイトへ投稿可能です。
投稿したいメモを選び、右下のQiitaに投稿ボタンを押すと投稿されます。なお、Qiitaに投稿する場合はタグが必須です。
Qiitaへの投稿の公開設定は、投稿ボタン左のチェックボックスによって以下の2種類を使い分けることができます。
全体公開
Qiitaを閲覧しているユーザーなど、全体に公開されます。
全体に公開した情報を限定公開に切り替えることはできません。
限定共有
URLを知っているユーザーのみが閲覧できます。URLを知っていればQiitaユーザーに限らず閲覧可能です。
Qiita内検索等にもヒットしません。ページURLを特定の人に教えることで、一部の人のみと共有することができます。
また限定共有設定で投稿した後、全体公開に切り替えることも可能です。
公開されたメモは一覧では以下のように地球儀/鍵のアイコン付きで表示されます。上が全体公開、下が限定共有されたメモです。
ファイルとの連携機能
Markdown形式でメモを書いたファイルをKobitoに取り込み、連携することができます。連携されたファイルはKobitoのメモと双方向に同期されます。
(ファイルを変更した場合はKobitoの対応するメモに、またKobitoのメモを変更すると対応するファイルに変更が同期されます。)
ファイル連携機能を使うには、「アイテム」メニューから「ファイルと連携…」を選び、連携したいファイルを開いてください(複数選択可能)。
ファイルの1行目はアイテムのタイトル、2行目以降はアイテムの本文になります。
タイトルとして認識される書式の例:
タイトル
# タイトル